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2014年6月20日金曜日

ポスターとデザイン

 日曜日、志村正彦展のポスターとフライヤーが完成し、早速、掲示していただくために会場の山梨県立図書館に持参しました。今日、図書館に寄る機会があり、実際にどのように掲示してあるのか見ることができました。

 駐車場の方からの入口、サブエントランス近くの場所、NHK連続テレビ小説『花子とアン』(甲府出身の「赤毛のアン」翻訳家、村岡花子の物語)のポスターの下に『ロックの詩人 志村正彦展』のポスターが貼られていました。ヒロインの吉高由里子のにこやかな表情の真下で、志村正彦の深い眼差しがこちらを見つめているという、かなり不思議な取り合わせが面白く、目を引きます。
 正面のエントランスから入って右側にある大きなポスターコーナーでは、一番上の高い位置に掲示されています。館内を通る人々を上の方から静かに見まもっているかのようです。
 二つとも、とても目立つ場所に貼っていただいたようで、県立図書館と交流コーナーのスタッフに感謝を申し上げます。

 ポスターはB2サイズ、質感と重さにもこだわった紙を使っています。このwebのトップに置いてある画像はやはり画像であり、実物のポスターのマテリアルとしての質感を再現することはできません。
 デザイナーの小林春生氏は、「フジファブリック」の「ファブリック」のイメージを引用して、タイトルの「ロック」は「布地文字」、下部の臙脂色帯も「布地のテクスチャー」(音響機器のイコライザーを想起させる模様が微妙についている織り柄)を施したと述べていらっしゃいます。タイポグラフィーに工夫を重ねる小林氏ならではの秀逸なデザインはぜひ実物で味わっていただきたいと思います。
 山梨に住む志村正彦、フジファブリックのファンには、甲府駅近くに出かける機会があったらぜひ図書館に行って見ていただけたらと思います。フライヤーは数十部置いてあるので、ご自由にお取りください。
 

  なお、富士吉田でも志村さんの同級生たちのご協力によってゆかりの場所で掲示してもらうことになっています。色々な図書館等にも発送しているところです。数は少ないですが、山梨県内のどこかで思いがけなく、このポスターやフライヤーに出会うことになるかもしれません。

 ポスターが現実に貼られているのを見ると、いよいよだなという実感が湧いてきます。


 

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